精神科女医の健康談義

精神科医の立場で精神科医療や栄養療法、漢方治療などについてわかりやすくお伝えしています。

季節の変わり目のだるさに補中益気湯

春先は暖かくなり気分は上向きですが、毎年とにかく体がだるくなります。4,5年ぐらい前から自覚していますが、寝ても寝ても眠いし、休日はできればずっと横になっていたい、そんなんで活動量も減って体も心なしか重たくなります。

 

そこで、今年こそ何とかしたいと思い、補中益気湯を試す事にしました。元々運動もするし、よく食べるし、自分が漢方でいう気虚とは思っていなかったので、自分向きではないと思いスルーしていました。患者さんにはよく使いますが。

 

先日、どうしても家事をする気が湧いてこないと思った日に、これが気虚では!?と思い立ったのです。

そして休日の朝、やはり動きたくないな~というタイミングで、補中益気湯を1包飲んで、体を奮い立たせて、いつものジムで2時間汗を流して帰ってくると...効果てきめんでした。その日は午後から子供と出かけ、帰ってからも品数沢山の晩御飯を作り、片付けまで、余裕を持ってできました。

 

補中益気湯の威力を実感しました。副腎疲労の副腎ケアに補中益気湯というのもうなずけます。即効性があるというのもうなずけます。

それと私のこの時期のだるさは気虚だったこともわかりました。今年は元気に春を満喫できそうです。

 

補中益気湯の詳細については後日書きたいと思います。f:id:sakuranbo23:20190325223943j:plain