うつ病予防に摂りたい、MCTオイルは乳化させよ
以前の記事に、MCTオイルがうつ病の症状改善やうつ病予防に効果があるだろうというお話をしました。
今回はMCTオイルについてお話したいと思います。
MCTオイルとは
MCTオイルは、ココナッツやパームに含まれるMCT(中鎖脂肪酸)だけを取り出した油です。
ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が約60%、長鎖脂肪酸が約40%含まれています。MCTオイルは中鎖脂肪酸が100%であり、病気の予防目的で摂取するのであれば、純度が高いMCTオイルを使用しなければなりません。
中鎖脂肪酸は直接細胞内に入り込み、ケトン体を産生することができます。
MCTオイルで認知症も予防
MCT(中鎖脂肪酸)オイルはうつ病だけでなく、認知症予防においても注目されています。
アルツハイマー型認知症の脳では、ブドウ糖がうまく利用できないために、脳がエネルギー不足となり、働きが低下します。しかし、ブドウ糖の代わりにケトン体をエネルギー源として利用できるということがわかっています。
アメリカでは、アルツハイマー型認知症の患者さんがMCTの摂取により、ケトン体が増加し、認知機能の改善がみられたという研究結果が発表されています。
MCTオイルの摂取法
MCTオイルは摂取の仕方に工夫が必要です。
発煙温度が低いため、加熱料理はできません。
無味無臭であるため、コーヒーなどの飲み物に入れても違和感なく飲む事ができます。
しかし、MCTオイルを効率よく吸収するためには、乳化させる必要があります。乳化させることで腸管で吸収しやすくなります。そのままで飲むと分解吸収できずに、下痢になることがあります。
スプーンで混ぜるだけでは、水と油なので、当然混ざりません。
先日、私の師でもある知人に、乳化させるにはクリーマーがよいとすすめられ、アマゾンで購入しました。
これが、素晴らしかったです。
豆乳を少し温めて、MCTオイルを大さじ一杯入れます。
そして撹拌すると、こんな感じに泡立ち、しっかりと混ざります。
ほんのり甘みがあり、美味しく飲む事ができます。
毎日のMCTオイル摂取に加え、糖質の摂取を少し控えめにすると、更にケトン体が作られやすい体になります。
ケトン体は満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きもあり、体内の脂肪を燃焼してエネルギーを作り出すため、ダイエットにも最適です。
うつ病予防にも認知症予防にもダイエットにもなるので、絶対飲んだほうがいいですよね。
私もしばらく続けてみようと思います。